53 | 職業勇者Ⅱ

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は~い、勇者ぱんだよ。ほんと一ヶ月ぶりだよ。なぜかというとね。ア●リカから使いの人が急にうちにきてさ、なんだかすっげー強いやつがいてそいつが悪いことしてるらしくア●リカじゃ手に負えないからって僕に依頼してきたわけなんだ。居場所も特定したからすぐにでも倒してくれって言うんだけどさ僕まだレベル3だよ。ア●リカでさえ手に負えない相手に対してレベル3の僕が行っても到底勝ち目がないと思ったわけよ。それにア●リカって不親切だね、最終ボスといきなり戦わせようとするんだもん。普通最後のボスがいたら順々に敵が強くなっていってそれにつれてレベルが上がっていってって感じでしょ?いきなりラスボスってさすがに無理があるってもんですよ。まあ、実際戦いたくなかったから僕はいったんだよ。

「順序だててボスのところまで行けるようにしてくれないと勝てるものも勝てなくなっちゃうよ。そんな無責任な依頼をしてくるなんて君たちは社会をなめてるのか!この依頼は受けることが出来ない。帰らしてもらう。」

って、そしたらア●リカのえらいさん(ブスとか言う名前だったかな)が「こんなやつは勇者じゃない勇者ならどんな困難にも立ち向かっていく人だ」ってどっかの便利屋かなんかと間違ってるようなセリフをはいて、僕は極秘事項を知られた人物として監禁されてしまってたわけ。だからいままで帰ってこれなかったんだよね。なぜ脱出できたかというとその強いやつがア●リカの軍事本部を襲撃したらしく監禁場所の警備が薄くなってたので脱出してきたわけ。でね、僕が逃げてるときにもう一人逃げてる人がいたわけなんだ。とりあえずそっちのほうみてたら目があっちゃって軽く会釈をしたらそっちも返してきたんだ。とりあえず逃げながらしゃべり始めたんだけど、なんとその人(これからはA君と呼ぶ)はア●リカが手に負えないっていってたやつだったんだ。よくよく話を聞いてみるとどうやらA君は何も悪いことをしてないらしくそれを抗議しに行ってたらしいんだ。そしたら急に発砲してきたらしいのね。実際A君はめちゃくちゃ強いので鉄砲なんて効かなかったんだけどそれをみたア●リカは危険を感じたのか戦車とか武装した人とかをいっぱい出してきたんだって。A君は戦いが嫌いだからそのまま逃げてきたんだって、そしたら僕と遭遇したってこと。強いってだけで攻撃目標にされたんじゃホントたまらないってA君は言ってたよ。A君は強いだけで武器なんて持ってないんだよ。A君は強いから危険という考えで攻撃目標にされてるんだ。ただ自分自身が強いから力を悪い方向に使えば武器になるだけだとA君は言っていたよ。そんなことに使おうなんて微塵も思ってないのにさ。だから僕はA君に言ったんだ、

「少しでもみんなにわかってもらえるように僕が訴えるよ。幸い僕はブログという全世界に情報を送る手段をもってるからね。みんなが納得すればそんなことはなくなるはずだよ」

って。そしたらA君が一言いったんだ。

「短文サイトなのに長文書いてんじゃねえよ」