023
くそ、雑魚キャラしか出てこないと思って軽装備で街を出たのが間違いだった。俺は死を覚悟した。
しかし、いっこうに魔王(息子)は攻撃をしてくる様子がない。どうしたことだろうか。
「やあ、病気してない?元気してる?母さんと仲良くしてるかい?」
魔王はこう言ってきた。
「ああ、父さんは元気さ。母さんとも仲良くしてるよ。お前のほうこそどうなんだ?ちゃんと飯食ってるのか?」
親として月並みな発言で答えた。
その直後魔王が街のすぐ近くに来てるという話を聞いて。街から軍隊が出撃してきて一斉に攻撃してきた。魔王はその攻撃をものともせず、軍隊を一瞬で蹴散らしてしまった。俺はただただ驚愕するばかりであった。
また、親父越えは十分していることが分かった。