職業勇者Ⅱ -6ページ目

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本気になったので大○という専門学校に通うことにしました。このことによってうまく行けば強い仲間も見つかって一石二鳥です。見ててくれ育ての母さん。僕は盗みなどせずまっとうな勇者道をつきすすむぜ。思い立ったらすぐ行動パンフレットを手に入れて即入学だ。



授業料が払えないのでやめました。



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勇者って自営業でいいんだよね。

ということはモンスターを倒したらもらえるお金の管理ができるやつを仲間にするか自分がしないと脱税になってしまう。

女の武道家が仲間に欲しいなって言う前にそういうことをちゃんとしないとこの資本主義社会で勇者はやっていけないみたいだ。


僕が経理をするので戦ってくれる人をさがします。僕は痛いの嫌いだから。


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タクシーやら病院で「なんのご職業されてる方なんですか?」

と聞かれたとき詐称などせず「僕は勇者です。」と答えます。


そのあと会話が続いたことがありません。

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勇者語録


本気で戦ったら負けかなと思ってる

だって普通に負けるし

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戦いの例を38で見せましたが、ここで注目して欲しいのは情けなさ度がアップしたとかそういうことではないんです。戦闘を回避することによって血を流さなくてすむんです。よけいな争いは避けたいものです。傷つきたい人なんて誰もいません。そういうものこそ本当の勇気ではなかろうかと僕は思います。試合に負けて勝負に勝ったそういうのを目指していきます。僕は血を流さず魔王を倒したいんです。









もちろん自分の血ですけどね。痛いのとか嫌いです。

38

<戦闘シーンのBGMを思い浮かべながらお読みください>

モンスターが現れた

勇者の行動

勇者はあやまるを発動した。

モンスターは許してくれない。

勇者は涙を流しながらあやまるを発動した。

モンスターは不憫に思い勇者の肩を叩き去っていった。


モンスターは去っていった。

ティロリロリーン

勇者の情けなさ度が5上がった。


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バイトを通じて一つ能力を身につけた。

あやまるという能力だ。

これはピンチを切り抜けるときにかなり役に立つ能力だ。

とりあえず謝っておけばよいということも学んだ。

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やっぱり勇者だからといって権力にはかなわないな。

雇われてる身だから店長には何も言えない。

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このままでは何も出来ないのでバイトを探すことにした。

即採用された。

採用のコツは履歴書を持っていかなかったことだ。

勇者ってマイナスポイントだから。例12

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勇者だってな人間なんだ。

おならをしたり、ゲップが出る時だってあるんだよ。

うんこもするし、ゲロだって吐くんだよ。

なんだよ、みんな変な目で見やがって。


いい大人が少年ジャンプ読んで何が悪い。